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READY STEADY GO! -LONDON GOES TO TOKYO-
6 Aug. 2021 EVENT

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“LONDON GOES TO TOKYO”

READY STEADY GO!

1985年、日本で一番初めに”DUFFER”を紹介したUKストリートシーンの草分的存在の伝説のセレクトショップ”READY STEADY GO!”

そんなイギリスへの拘りの詰まったコラボレーション企画が遂に完成。今回、コラボレーションを記念して”READY STEADY GO!”のオーナーでもある後藤田和仁氏にインタビュー。

80年代の最も輝いていた ” This is London ” から、
” This is Fashion “を感じる

Q:今回のコラボレーションのテーマ“LONDON GOES TO TOKYO”というKEYWORDに至った経緯を教えてください。

1980年、22歳の時に初めての遊学でロンドンに住み始めました。ただ、当時のイギリスは70年代のオイルショックの影響で未だかつてない経済不況に陥っていました。

そんな激動のロンドンで、若者たちの反体制的メッセージとして生まれたのが、パンクミュージック&ファッションの「UKカルチャー」であり、当時の私は生のロンドンを肌で感じて、大きな衝撃を受けました。

その後、1984年に” LONDON GOES TO TOKYO ” のタイトルで、ロンドンから新進気鋭のニューロンドンコレクションを代表する20数名の若手デザイナーが東京に来日しました。表参道モリハナエビル5階 ” The Space ” で行われた、合同ファッションショーを鑑賞した時の衝撃は今でも忘れられません。

80年代の最も輝いていた ” This is London ” を、平成生まれの若者にも知ってもらいたいですし、本来の意義、価値 ” This is Fashion “を感じてもらいたいですね。

307 Portobello Roadでの、
エディ、バリー、マルコ、クリフとの出会い

Q:”READY STEADY GO! ”でのDUFFERとの出会い、取引するまでの経緯を教えてください。

私が初めてダファーを知ったのは、まだブランド初期の頃でした。その頃のラインナップは、たしか独自にセレクトしたデッドストックに” The Duffer of St.Goerge “のネーム(シール)を付けただけのアイテムが中心でしたね。

そこから実際の取引が始まったのは、85年に※1 307 Portobello Roadで初めてのショップを構えた際に、エディ、バリー、マルコ、クリフの4人と出会ったことがきっかけです。私たちはお互いに惹かれあい、今に繋がる関係が始まりました。

87年にSOHOの D’Arblay Street にオープンしたシャレたショップには入り浸り、92年にロンドンで開催された※2 “The 5th Circle”という彼らのメンズファッションショーを観て、同世代の私は彼らの持つ個性とそのカッコ良さにどんどん魅了されました。

まだまだ Mods, Teds, Rockersの名残りもあったロンドンで、80年代のロンドンストリートファッションの先駆者としてダファーは代表的な存在でした。

それから、95年1月にホテルニューオータニで開催された英国ブランド合同展示会へ参加した際には、※3 日本エクスクルーシブのフルコレクションをダファーに作ってもらい出展しました。出会いからの約10年間(1985〜1995)は、特に濃い相思相愛のお付き合いでしたね。

※1DUFFERが最初にスタートしたロンドンのポートベローマーケット近くの 1st ショップ。
※2“The 5th Circle”1992年にロンドン国立劇場で開催されたファッションショーで、Duffer, John Richmond, Nick Coleman, Joe Casely-Hayordらが出演。

※3READY STEADY GO! が別注した日本のみで販売したエクスクルーシブフルコレクション、95年当時のパンフレット画像。

DUFFER、
日本上陸15周年に向けて

Q:今回のコラボレーションに対する思いとは?

日本上陸15周年というアニバーサリーイヤーにお誘いいただき、85年から95年までReady Steady Go!で取り扱っていたダファーのUKスタイルの魅力をコラボレーションで表現したかったんです。

※ 全アイテムの袖口に付くコラボレーションネームには、“Absolute Biginners”の原作者としても有名なイギリスの小説家COLIN MACINNES氏の表紙に使われているフォント風に仕上げた、拘りのコラボネームを作成。

UKスタイルの表現と、
ユニオンジャックの価値基準

Q:後藤田さんのファッション(イギリス)に対する拘りとは?

こよなく愛するUKカルチャー、UKファッション、UKスタイルを、さりげなく表現する事と、ユニオンジャックへの価値基準を成立させること。

それは、いかにもの直球スタイルではなく、当時イギリスの若者がスウィンギンした60年代から80年代のそれぞれの時代の魅力をベースに、更に進化したメンズエレガンスを、現在、過去、未来を通してこれからも伝えていくということです。

言葉や活字で表現するレベルに見合う自己表現力、ルックス、センス、オシャレをちゃんと表現出来ることのプロ意識、当時のイギリス人の言葉は、今も刺激を受けます。

“DESIGN or DIE -デザインするか死んじまうか-”※4 The Designers Republic_ デザイナーズ・リパブリックのオフィスに大きく貼られた教訓

“ロンドンのストリートスタイルは、単にファッションだけでなく生き方なのである。※5 Jon Savage_ ジョン・サヴェージ

※4The Designers Republic- グラフィックデザイナーのイアン・アンダーソンが、1986年に設立した英国の伝説となったデザインスタジオ。
※5ジョン・サヴェージ
イギリスの作家、ブロードキャスター、音楽ジャーナリスト。
代表作:
ENGLAND’S DREAMING/Sex Pistols and Punk Rock
prof

READY STEADY GO!
後藤田 和仁/Kazu Gotoda

プロフィール
1958年、愛媛県松山市生まれ。
中学生の頃、〈VAN〉などのアイビーに憧れ、ファッションに目覚める。
上京後、大学に進学。22歳の時、イギリスに語学留学。
帰国後、代官山に住みはじめる。
1985年、27歳で「Ready Steady Go!」を開店。
以降、30余年にわたり、発信し続けたショップを惜しまれつつも閉店。
現在、活動35周年を迎え、拠点をSNSやオフィシャルWEBサイトに移し、今も尚、UKストリートファッションを発信し続ける。

https://readysteadygo-ism.com




 

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